乾癬(かんせん)、尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)とは?


尋常性乾癬は、1-10cm大などの赤みを伴い、表面がガサガサしている皮膚の状態です。赤みの境界ははっきりしており、分厚い白い粉のような鱗屑(りんせつ)が見られることが特徴です。ふけではないので、不潔なものではありません。場合によっては皮膚が分厚くなることもあります。赤みには少し厚みがあり、軽度な場合は一部に限られますが、重度になると全身に広がることもあります。
この症状は数年から数十年にわたって続くことがあり、慢性化することが多いです。さらに、爪にも影響が及び、爪が変形することがあります。この状態は「爪乾癬(つめかんせん)」と呼ばれ、爪水虫と似ていますが、異なる病気であるため、爪水虫の治療は効果がありません。時には膿を伴ったり(膿疱性乾癬)、関節痛を引き起こすタイプ(関節症性乾癬)も存在します。
尋常性乾癬の治療法
当院では、患者様の症状に合わせた最適な治療法を提供しています。治療には以下の方法があります。
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塗り薬
- 炎症を取る塗り薬
- ビタミンD
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飲み薬
- ビタミンA
- オテヅラ
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光線治療
- エキシマライト:ナローバンドUVBよりも効果がある場合があります。部分的な光照射装置です。
- ナローバンドUVB:全身に広がる症状に対しては、全身型の紫外線治療器を使用します。有害な波長をカットし、治療波長だけを照射する装置です。
当院では、最新の医療技術を駆使し、患者様一人ひとりに最適な治療法を提供しています。尋常性乾癬の症状でお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。
治療
当院ではステロイド、ビタミンDの塗り薬、ビタミンA、メソトレキセート、シクロスポリンなどの飲み薬、最先端の光線治療 エキシマライトでの治療を選択します。エキシマライトは普及型の光線治療装置ナローバンドUVBよりも効果がある場合があるといわれています。全身型の紫外線治療器ナローバンドUVBもあります。全身に当てる場合はこれを選択します。

