私は本城西幼稚園、医生ケ丘小学校、光貞小学校と通っておりましたが、このたび郷里に戻ることになりました。
ひびきのは八幡西区と若松区の境にある町です。大学院群と住宅地が八幡西区と、若松区にまたがる形で広がっています。
私は2016年まで大病院に勤め、最後の二年間は常勤医1人の体制での診療でしたが、非常勤の皮膚科専門医1名と、週一回勉強に来ていた4年目の皮膚科を志す医師とともに皮膚科の責任者として働きました。スティーブンスジョンソン症候群など重症、難病の方の入院治療も医師一人当たりでは通常の倍と数多く行ってきました。
皮膚癌は年間何十例か手術を執刀し悪性黒色腫のニボルマブ、ベムラフェニブなど最新の抗がん剤治療も行い、診断から末期まで広い視野で診療を行ってきました。施行可能施設が限られた乾癬のセクキヌマブなど最新の生物学的製剤も多く担当し重症難治の方の治療を行いました。最新の知見を持って皮膚の診療をするように努めてまいりました。乾癬の生物学的製剤を使う医師ならではの特有の治療も行いました。教育は研修医の臨床指導、若手医師の手術指導をはじめ、看護学校講師として皮膚科の授業を担当しました。
今後はこのような経験を活かし、地域の皆様の皮膚の健康に微力ながら尽くしていきたい所存です。
ひびきの皮ふ科 院長 小南 賢吉郎こみなみ けんきちろう