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ステロイドの塗り薬|北九州市八幡西区学研都市ひびきの、本城学研台の皮膚科専門医による皮膚科、アレルギー科。

ステロイドの塗り薬

ステロイドの塗り薬

ステロイド外用剤の塗り方

ステロイドの塗り薬

現在の医学で、標準的で効果があり最も基本的なものがステロイド外用剤です。日本皮膚科学会でも推奨されています。ぜひ日本皮膚科学会のホームページをご覧ください。患者さん向けの内容があります。  指先からはじめの指のしわまでの距離(約2cmくらい)をチューブから出すと、両手のひらと同じ面積に塗るのが一般的です。医師から指定されたところを塗り、それ以外には塗らないようにしましょう。

皮膚科専門医の定期的な通院をしていれば、安全に使うことができます。皮膚の病気は、皮膚科専門医の定期的な受診をお勧めします。

ステロイド外用の誤解について

ステロイドの塗り薬

ステロイドの塗り薬は誤った情報、デマがひろまっています。過去にはステロイドの塗り薬の誤った情報が社会的な問題となり、ステロイドを使わず皮膚の病気がかなり悪化して入院する人が続出していました。今はかなり減ってきましたが、まだ一部残っているようです。インターネットは誰でも誤った情報でも何でも書くことができるので、情報の出所が信頼できるところなのかしっかり確かめましょう。

「ステロイドの塗り薬は何か悪いと聞いたことがありますが・・・」→正しくは、「皮膚科専門医以外の人が使えば」という言葉がつきます。

皮膚科専門医以外の医師や、一般の人の判断で使うと、問題が起きる場合があります。皮膚科の定期的な通院をやめて、自己判断で使うと問題が起こります。ステロイド(副腎皮質ホルモン)の塗り薬は皮膚科専門医の定期的な通院の下で使用すれば安全に使用できることがほとんどです。それは、1つは皮疹の強さから、数多くの種類のステロイド外用剤の種類を選ぶことができるためです。症状より軽い薬を使うと、効果がありませんし、症状より強い薬を長く使うと副作用が出ることもあります。
またステロイドの塗り薬の副作用は皮膚症状を見分けないとわかりませんが、皮膚の病気には1000以上あり、これを知らないと判断できません。副作用なのか、別の皮膚の病気なのか、もとの病気の悪化なのか、見極める必要があります。このような技術を身につけるには、皮膚科だけを専門に見て10年かかります。皮膚科専門医は皮膚の診断の専門家です。皮膚科専門医はステロイドをどのように使うと体に悪いのかを知っているので、それを回避する使い方ができます。皮膚科専門医の技量があれば、30年使っても大丈夫な人も多くいます。お近くの皮膚科専門医の診察を受けると良いでしょう。たとえ一時的に悪化しても、回避する手段を持っていますので心配はありません。
ステロイド外用剤は体内に吸収される量が微量のため、ステロイド内服に見られる副作用である胃潰瘍、骨粗しょう症、免疫抑制、肥満などを起こすことが現実的にはほぼありません。これを混同している人が多いです。(ステロイドの内服であっても、合併症の予防薬と一緒に使えば合併症はかなり抑えることができます。)。これをステロイドの塗り薬でもおこると考えて、「ステロイドの塗り薬は何か悪いと聞いたことがありますが・・・」と言われるかたがおられますが、これは誤りです。
「ステロイド外用剤で色が黒くなるのでは?」と言われるかたもおられます →海水浴の日焼けのあとに黒くなる場合がありますが、これはステロイドを塗らなくても黒くなりますよね。これと同じで、湿疹は赤みが治るときに黒くなることもあるのです。これはステロイドと関係ありません。そして、炎症を抑える状態が続けば、時間はかかりますが、薄くなっていきます。湿疹が治ったあと黒くなるのをステロイドを塗ったためと誤認した結果、このように言われるかたがおられるのです。間違いです。

ですから、ステロイドの塗り薬は、ステロイドの塗り薬の専門家である皮膚科専門医の定期的な受診が必要であり、そのようにすれば安全に使えます。皮膚科の定期的な通院は、患者さんからすれば「ちらっと見ただけ」という人がいるかもしれません。しかし、数万人もみているので、皮膚科専門医でない普通の医師が30分かけてみてもわからないことが数秒でわかるのです。皮膚に特化して研ぎ澄まされた視診能力を持っているのです。そこが皮膚科専門医の違いです。こうやってステロイドの塗り薬の副作用チェックを行っているのです。

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