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乾癬

乾癬|北九州市八幡西区学研都市ひびきの、本城学研台の皮膚科専門医による皮膚科、アレルギー科。

乾癬(かんせん)、尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)とは?

北九州市 八幡西区「ひびきの皮ふ科」では、尋常性乾癬の専門的な診断・治療を行っています。


尋常性乾癬とは

尋常性乾癬は、日本人の約0.1〜0.3%にみられる何年も続く皮膚の病気です。1〜10cm大の赤みができ、その表面には白い粉のような**鱗屑(りんせつ)**が重なって見られるのが特徴です。ふけではないので、不潔なものではありません。

赤みの境界がはっきりしており、分厚くなることも多いです。頭皮・肘・膝・腰などに多く、場合によっては全身に広がることもあります。

乾癬はうつる病気ではなく、不潔さとも無関係です。免疫の異常により皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)が過剰に早まることで発症します。数年から数十年にわたり慢性的に経過することが多い病気です。

尋常性乾癬の写真

尋常性乾癬 掲載同意済


尋常性乾癬の症状と種類

乾癬にはいくつかのタイプがあり、症状も異なります。

  • 尋常性乾癬

    最も一般的なタイプで、赤みと白いかさかさ伴が何個も体中にできます。

  • 爪乾癬(つめかんせん)

    爪が厚くなったり、表面がデコボコになることがあります。爪水虫に似ていますが、全く別の病気であるため水虫の薬は効果がありません。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医でなければ、水虫の顕微鏡検査での判定(皮膚科だけを専門にして5年以上習得に時間がかかります)ができませんので、爪水虫も乾癬と区別するために日本皮膚科学会認定皮膚科専門医でなければ対応できません。

  • 膿疱性乾癬

    膿を伴う皮疹がみられるタイプです。高熱が出て、全身に広がり、重症化する場合もあります。その場合は大きい病院に紹介し、入院となります。

  • 関節症性乾癬

    乾癬に加えて関節の痛みや腫れを伴うタイプです。関節リウマチと似た症状を示すこともあります。大きい病院にご紹介し、生物学的製剤を使うことが多いです。


尋常性乾癬の原因

乾癬の正確な原因はまだ完全には解明されていませんが、以下のような要因が関与していると考えられています。

  • 免疫の異常(自己免疫の過剰な働き)

  • 遺伝的素因

  • 肥満や高脂血症などの生活習慣


治療法

当院では、患者様の症状・重症度に応じて最適な治療を組み合わせて行います。

外用療法(塗り薬)

  • 炎症をとるぬり薬:炎症や赤みを抑えます。

  • ビタミンDのぬり薬:皮膚の新陳代謝を整え、角化を改善します。予防効果があります。

→ 多くの患者様がまずこの治療から開始します。

内服療法(飲み薬)

  • ビタミンA誘導体(チガソン®)

  • メトトレキサート(免疫抑制薬)

  • シクロスポリン(免疫抑制薬)

  • オテズラ®(アプレミラスト):副作用が比較的少ない新しい経口薬

 

光線療法(紫外線治療)

  • ナローバンドUVB 頭の先から足まで当てられるタイプ

    ナローバンドUVB 全身型

    ナローバンドUVB

    紫外線治療器で全身に広がる乾癬に有効。紫外線の有害な波長をカットし、治療に必要な波長だけをかなり選択的に狭めて使う安全性の高い治療が可能です。当院では特に、全身型があり、広範囲の乾癬であっても治療しています。

  • エキシマライト

    紫外線の有害な波長をカットし、治療に必要な波長だけをさらに選択的に狭めて使う安全性の高い治療が可能です。部分的に強く照射できる最新機器で、ナローバンドUVBより効果が高い場合があります。

エキシマライト

エキシマライト


当院での治療の特徴

  • 北九州市内でも数少ない全身型ナローバンドUVBエキシマライトを両方とも導入

  • 外用薬・内服薬・光線療法を組み合わせたオーダーメイド治療

  • 爪乾癬にも対応

  • 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医による診断と治療計画の提案


尋常性乾癬でお悩みの方へ

尋常性乾癬は長期にわたる慢性疾患ですが、適切な治療によりコントロールすることが可能です。

「皮膚が赤くて人目が気になる」「爪が変形して治らない」「かゆみや痛みで困っている」などの症状でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

北九州市八幡西区のひびきの皮ふ科は、乾癬の専門治療を行っています。

患者様一人ひとりの生活に合わせた最適な治療法をご提案いたします。

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