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医療脱毛の仕組みと原理

医療脱毛の仕組みと原理|北九州市八幡西区学研都市ひびきの、本城学研台の皮膚科専門医による皮膚科、アレルギー科。

医療脱毛の仕組みと原理

医療脱毛(医療レーザー脱毛)は、毛の黒い色(メラニン)に反応するレーザーを用いて、毛が生える仕組みに関わる部分へ作用させる治療です。

ここでは「なぜ医療脱毛で毛が減っていくのか」「なぜ複数回の施術が必要なのか」を、皮膚科の視点から分かりやすくご説明します。

医療脱毛の基本的な仕組み

医療脱毛の基本的な仕組み

医療脱毛の基本的な仕組み
医療脱毛の基本的な仕組み

医療脱毛で使用するレーザーは、毛に含まれるメラニン色素に反応する性質があります。

レーザーの光がメラニンに吸収されると、
光 → 熱エネルギーへと変換され、その熱が毛の根元周辺に伝わります。
この熱作用によって、毛が成長するために重要な組織にダメージが加わり、
毛が生えにくく、細くなり、最終的に減っていくという仕組みです。

照射時に起きている4つのステップ

照射時に起きている4つのステップ

照射時に起きている4つのステップ

STEP1: メラニンがレーザーを吸収
毛にある黒いメラニン色素がレーザーの光を吸収します。
STEP2: 光が熱に変換される
吸収された光は熱に変わり、毛の周囲に広がります。
STEP3: 発毛に関わる組織へ作用
毛の成長を支える部分(毛乳頭や毛包周囲の幹細胞)に熱が伝わり、毛の再生力が弱まります。
STEP4: 毛が自然に抜け落ちる
施術後1〜3週間ほどで、照射された毛が自然に抜け落ちていきます。※抜け落ち方や体感には個人差があります。

毛の構造と医療脱毛の関係

毛の構造と医療脱毛の関係

毛は、皮膚の外に出ている「毛幹」だけでなく、皮膚の中にある毛根・毛包・毛乳頭などの構造から成り立っています。

医療脱毛は、毛そのものを焼き切る治療ではなく、毛を生やす仕組みに働きかける治療です。

そのため、自己処理とは異なり、長期的な減毛・自己処理の負担軽減が期待できます。

なぜ医療脱毛は1回で終わらないの?― 毛周期(もうしゅうき)との関係 ―

毛周期(もうしゅうき)との関係

毛周期(もうしゅうき)との関係

毛には次の3つの周期があります。

  • 成長期:毛が太く成長している時期
  • 退行期:成長が止まり始める時期
  • 休止期:毛が抜け落ちる準備期間

医療脱毛のレーザーが最も効果を発揮するのは「成長期の毛」です。

しかし、すべての毛が同時に成長期になることはないため、一定の間隔で複数回施術を行う必要があります。

効果を実感しやすくするためのポイント

  • 日焼けを避ける
    日焼けした肌はレーザーが反応しやすく、安全な出力での照射が難しくなる場合があります。
  • 施術前は毛抜きを使わない
    毛抜きで毛を抜いてしまうと、レーザーが反応するメラニンがなくなってしまいます。
  • 保湿をしっかり行う
    肌の乾燥は刺激やトラブルの原因になります。日頃の保湿が、痛みの軽減や安全な施術につながります。

医療脱毛は医療機関で行う治療です

医療脱毛は、医療機関でのみ使用できる高出力レーザーを用いた医療行為です。
肌質・毛質・既往歴を考慮しながら、医療スタッフが安全に施術を行います。
ひびきの皮ふ科では、患者さま一人ひとりの肌状態を確認しながら、無理のないペースで医療脱毛をご提案しています。

医療脱毛に関するご相談はお気軽に

「何回くらい必要?」「痛みは?」「自分の肌でも大丈夫?」など、医療脱毛に関する疑問がありましたら、診察時にお気軽にご相談ください。

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