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多汗症

多汗症|北九州市八幡西区学研都市ひびきの、本城学研台の皮膚科専門医による皮膚科、アレルギー科。

多汗症

多汗症

多汗症


北九州市八幡西区 ひびきの皮ふ科

多汗症でお悩みの方へ

「緊張すると手汗で書類が濡れてしまう」「夏だけでなく冬でもワキ汗のシミが気になる」「人と握手をするのが怖い」——このようなお悩みを抱えていませんか? 多くの方が「ただの汗っかき体質だから」と諦めがちですが、過剰な発汗によって日常生活に支障をきたす状態は「多汗症(たかんしょう)」という立派な疾患であり、皮膚科での治療が可能です。

ワキ汗
手汗
保険治療対応

💡 この記事のポイント

  • 多汗症は「体質」ではなく治療可能な「皮膚の疾患」です。 保険適用の塗り薬や飲み薬など、負担の少ない治療で日常生活の質(QOL)は劇的に改善します。
  • 北九州特有の高温多湿な夏や、冬の暖房・厚着環境によって症状が悪化しやすいため、季節を問わないケアと専門医の受診が推奨されます。
  • 当院では、ワキ汗・手汗などお悩みの部位やライフスタイルに合わせたオーダーメイドの治療(外用薬、内服薬)を提供しています。
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はじめに:多汗症でお悩みの北九州の皆様へ

特に私たちが暮らす北九州市は、海と山に囲まれた自然豊かな地形ゆえに、夏場は湿度が高く非常に蒸し暑い日が続きます。一方で、冬場は関門海峡からの冷たい海風を凌ぐために厚着をしたり、室内で強い暖房を使用したりすることで、「冬なのにワキ汗がひどい」と当院(ひびきの皮ふ科)を受診される患者様も少なくありません。

皮膚科専門医の観点から、多汗症の正しい知識と、当院で提供している最新の治療法について詳しく解説いたします。

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多汗症とは?(症状と種類)

 

汗腺と皮脂腺のイラスト 多汗症解説

多汗症とは、気温や運動といった通常の要因とは関係なく、日常生活に支障が出るほどの大量の汗をかいてしまう疾患です。小児や思春期など25歳以下で発症し成人まで続き、左右対称のことが多いです。生活に支障を来し、生活の質が下がってしまいます。中には人間県警に影響したり、精神状態に影響することもあります。

人間には「エクリン腺」と「アポクリン腺」という2種類の汗腺がありますが、多汗症で問題となるのは、主に全身に分布しサラサラした汗を出すエクリン腺の過剰な働きです。

多汗症は、汗をかく範囲と原因によって以下のように分類されます。

発汗の範囲による分類

  • 局所多汗症(きょくしょたかんしょう): ワキ(腋窩)、手のひら(手掌)、足の裏(足底)、頭部・顔面など、特定の部位にのみ大量の汗をかくタイプです。当院を受診される方の多くがこのタイプです。いくつか合併する人が多いです。
  • 全身性多汗症(ぜんしんせいたかんしょう): 全身から異常に汗をかくタイプです。

原因による分類

  • 原発性(げんぱつせい): 明らかな原因となる他の病気がないにもかかわらず、多汗が生じるものです。自律神経(交感神経)の過緊張や遺伝的要因が関与していると考えられています。
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多汗症の主な原因と北九州の環境要因

原発性局所多汗症の明確なメカニズムは完全に解明されていませんが、以下の要因が複雑に絡み合っていると考えられています。

医学的な原因

  1. 交感神経の過剰な働き: 汗腺は自律神経である「交感神経」の指令を受けて汗を出します。多汗症の方は、少しの緊張やストレス、わずかな温度変化に対して交感神経が過敏に反応し、アセチルコリンという神経伝達物質が過剰に分泌されてしまいます。
  2. 遺伝的要因: 家族内に多汗症の方がいる場合、発症リスクが高まることが分かっており、遺伝的な体質も関与しています。
  3. 精神的ストレス: 「また汗をかいてしまうのではないか」という予期不安がストレスとなり、さらに汗を誘発するという悪循環(精神性発汗)に陥りやすいのが特徴です。

北九州市の地域特性と多汗症リスク

  • 高温多湿な夏の気候: 響灘や周防灘に面した当院のある北九州エリア(北九州市八幡西区、若松区、遠賀町、岡垣町、水巻町、芦屋町、中間市)では、夏の湿度が高くジメジメとした気候です。この「蒸し暑さ」は交感神経を刺激しやすく、多汗症の症状を顕著に悪化させます。
  • 冬の「隠れ多汗」: 冬の北九州は冷え込む日も多く、ヒートテックなどの機能性インナーの着用や、暖房の効きすぎた室内での活動により、ワキや背中に大量の汗をかく「冬の多汗症」に悩む方が近年増加しています。
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ひびきの皮ふ科における多汗症治療

当院では、患者様の症状の重症度、お悩みの部位(ワキ、手、足など)、ライフスタイルに合わせて、皮膚科専門医が最適な治療法を提案します。近年、保険適用の画期的な新薬が次々と登場しており、治療の選択肢は大きく広がっています。

📊 多汗症の治療ステップ(原発性局所多汗症の場合)

STEP 1:外用薬(塗り薬)★第一選択

まずは手軽で副作用の少ない塗り薬から開始します。場所に応じてぬり薬を処方します。

STEP 2:内服薬を用いた治療

飲み薬を追加。

治療法名 種類 保険適用 主な適用部位 特徴・メリット 注意点・副作用
エクロックゲル 外用薬 ⭕️ ワキ 日本初の保険適用ワキ汗専用ゲル。1日1回塗布。効果が高く使いやすい。 かぶれ、皮膚炎、緑内障・前立腺肥大の方は使用不可の場合あり。
ラピフォートワイプ 外用薬 ⭕️ ワキ 1日1回使い捨てのシート(ワイプ)タイプ。拭くだけで簡単、衛生的。 エクロックゲルと同様。
アポハイドローション 外用薬 ⭕️ 手のひら 日本初の手汗用保険適用薬。就寝前に手に塗り、翌朝洗い流す。 かぶれ、目に入らないよう注意が必要。
アルミニウム液 外用薬 ❌(自費) ワキ、手、足 汗腺の出口を物理的に塞ぐ。昔からある標準的な治療。 保険適応外
プロバンサイン 内服薬 ⭕️ 全身、局所 発汗を促すアセチルコリンの働きをブロック。即効性あり。 口の渇き、便秘、眠気、眼のピントが合わないなど。現在供給ないことあり
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日常生活の注意点・セルフケア(北九州での生活アドバイス)

治療と並行して、日々の生活習慣を見直すことで症状の軽減が期待できます。北九州市での生活にフィットしたアドバイスをご紹介します。

吸湿性・通気性の良い衣類を選ぶ

綿や麻など、天然素材で通気性の良い服を選びましょう。北九州の冬は室内外の寒暖差が大きいため、体温調節がしやすいよう「脱ぎ着しやすい重ね着(レイヤード)」を心掛け、汗をかいたらすぐに拭き取れるインナーを着用するのがおすすめです。

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多汗症に関するQ&A(よくあるご質問)

北九州市の患者様から当院に寄せられる、多汗症に関するよくある質問にお答えします。

  1. Q

    単なる「汗っかき」と「多汗症」の基準は何ですか?
    A

    汗の量だけでなく、「日常生活にどの程度支障が出ているか」が重要です。「書類が濡れて文字が書けない」「汗ジミが気になって好きな服が着られない」「人と手を繋げない」など、社会生活や精神面で苦痛を感じている場合は、多汗症の可能性が高いと言えます。
  2. Q

    治療は保険適用になりますか?
    A

    はい。ワキ汗(原発性腋窩多汗症)に対するエクロックゲルやラピフォートワイプ、手汗(原発性手掌多汗症)に対するアポハイドローションなど、多くの治療が健康保険の適用となります。
  3. Q

    子供でも治療は受けられますか?
    A

    可能です。多汗症は思春期に発症することが多く、いじめや学業への支障に繋がることもあります。お薬の種類によっては年齢制限(12歳以上など)があるものもございますので、まずは保護者の方と一緒にご相談ください。
  4. Q

    冬でもワキ汗がひどいのですが、異常でしょうか?
    A

    異常ではありません。冬でも暖房や厚着、精神的な緊張によって交感神経が刺激され、局所的に大量の汗をかく方は非常に多いです。季節を問わず治療は可能です。
  5. Q

    エクロックゲルとラピフォートワイプ、どちらが良いですか?
    A

    どちらも効果は高く、ライフスタイルによる好みの問題です。ボトルから出して塗るゲルタイプ(エクロック)が好きな方と、1回使い切りでサッと拭けるシートタイプ(ラピフォート)が好きな方がいらっしゃいます。
  6. Q

    塗り薬をやめると、また汗は出ますか?
    A

    はい。外用薬は「汗腺の働きを一時的に抑える」お薬ですので、使用を中止すると徐々に元の状態に戻ります。高血圧の薬のように、毎日の継続的な使用(コントロール)が基本となります。
  7. Q

    汗を抑えると、体温調節ができなくなったり、他の場所から汗が出たり(代償性発汗)しませんか?
    A

    外用薬で抑える汗の範囲は体全体から見ればごく一部(2%程度)ですので、体温調節に悪影響を及ぼすことはありません。また、これらの治療で他の部位の汗が増える「代償性発汗」が起こることは極めて稀です。
  8. Q

    市販の制汗剤で効果がないのですが、病院の薬なら効きますか?
    A

    医療機関で処方する保険適用の外用薬は、汗を出す神経伝達物質(アセチルコリン)の働きを直接ブロックするため、高い制汗効果が期待できます。
  9. Q

    予約は必要ですか?
    A

    当院では予約はしておりませんが、スムーズな診療のため当日の順番受付をウェブで行っております。ひびきの皮ふ科の公式ホームページにあるWEB順番受付システムより受付の上、ご来院ください。
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おわりに

多汗症は「恥ずかしい」「体質だから治らない」と一人で抱え込んでしまう方が多い疾患です。しかし、医療の進歩により、現在では痛みや負担の少ない保険適用の塗り薬や飲み薬で、多くの方が「汗を気にしない快適な日常」を取り戻されています。

北九州市の気候はどうしても汗をかきやすい環境ですが、適切な治療とケアで十分にコントロールできることもあります。 「ひびきの皮ふ科」では、患者様一人ひとりのお悩みに寄り添い、皮膚科専門医としての知識と経験に基づいた最適な治療を提案いたします。どうぞお気軽にご相談ください。

執筆 ひびきの皮ふ科院長 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医 小南 賢吉郎
2026年3月6日

 

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