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男性型脱毛症

男性型脱毛症|北九州市八幡西区学研都市ひびきの、本城学研台の皮膚科専門医による皮膚科、アレルギー科。

男性型脱毛症

 

要約
1
AGAは「生え替わりのサイクル」が短縮して、太い毛が育つ前に抜けていく進行性の脱毛症です。
2
日本皮膚科学会ガイドラインで強く推奨される治療は、フィナステリド/デュタステリド内服。
3
他の皮膚の病気がでることもあるので、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医での治療継続が大切です

 

男性型脱毛症
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デュタステリドで男性型脱毛の治療

デュタステリドで男性型脱毛の治療

 

男性型脱毛症(AGA)

このページで分かること

  • AGAの症状(M字・つむじ・全体ボリューム低下)の見分け方
  • 原因(遺伝・毛周期)と、なぜ進行するのか
  • 治療(内服)と、効果が出るまでの期間
  • 薬の比較表(フィナステリド/デュタステリド)
  • よくある質問(Q&A)

男性型脱毛症(AGA)とは?

 

頭部の髪が広くうすくなっています。

頭部の髪が広くうすくなっています。掲載同意済

男性型脱毛症(AGA:Androgenetic Alopecia)は、主に額の生え際(M字)や頭頂部(つむじ)から薄毛が進行する代表的な脱毛症です。

病気ではなく、加齢や遺伝による自然な脱毛症です。 早い場合は20才から症状が現れることもあります。

進行性なので「放置すると少しずつ薄くなる」一方で、早期に治療を始めるほど改善しやすいのが特徴です。

家族に男性型脱毛症の人がいる場合、遺伝的要因によって同様の症状が出ることがあります。重度の場合、ほとんどの髪が抜けてしまうこともあります。

ひびきの皮ふ科でも、AGA以外の脱毛(頭部白癬(水虫)、円形脱毛症・休止期脱毛、湿疹性脱毛など)との鑑別を行ったうえで、適切な治療方針を提案しています。

AGAの典型的な症状(セルフチェック)

次のうち複数当てはまる場合、AGAの可能性があります。

症状チェックリスト

✅ 生え際が後退してきた(M字が深くなった)
✅ つむじ周りの地肌が透ける
✅ 抜け毛が「短く細い毛」になってきた
✅ 髪のハリ・コシが落ち、セットが決まらない
✅ 家族(父・母方祖父・兄弟)に薄毛が多い
✅ 写真で頭頂部が以前より目立つ

受診を急いだほうがよいサイン

  • 急にドサッと抜ける/円形に抜ける(円形脱毛症など別疾患の可能性:保険診療)
  • 頭皮に赤み・フケ・かゆみが強い(脂漏性皮膚炎、頭部白癬などの可能性:保険診療)
  • 体調不良、急な体重変化、強いストレス後の脱毛(休止期脱毛の可能性:保険診療)

原因(なぜAGAが起こるのか)

AGAは「髪が弱って抜ける」のではなく、毛が育つ時間が足りなくなる病態です。

1) DHT(ジヒドロテストステロン)の影響

男性ホルモン(テストステロン)が、頭皮の酵素(5α還元酵素)によってDHTに変換され、毛包に作用すると

成長期が短縮
毛が細く短くなる(軟毛化)
結果として地肌が透ける
という流れで進行します。

2) 遺伝要因

AGAは遺伝要因が関与しやすく、「家族にAGAが多い」場合に発症しやすい傾向があります。

診断(何を見てAGAと判断する?)

皮膚科では以下を組み合わせて評価します。

頭部の髪がうすくなっています。

頭部の髪がうすくなっています。

ひたいの角の髪がうすくなり後退しています。

ひたいの角の髪がうすくなり後退しています。

  • 脱毛パターン(M字、頭頂部、びまん性など)
  • 頭皮の炎症所見(赤み、脂性フケ、湿疹)
  • 毛の太さのばらつき(軟毛化)

必要に応じて、AGA以外(血管肉腫など皮膚癌、脂腺母斑、強皮症、円形脱毛症、脂漏性皮膚炎、真菌感染、休止期脱毛など)を除外します。

円形脱毛症

円形脱毛症 掲載同意済

多発型円形脱毛症 内服、外用、エキシマで治癒期。

多発型円形脱毛症 治癒期。掲載同意済

AGA治療の全体像(結論:基本は「止める薬」「増やす薬」)

AGA治療は大きく2本柱です。

① 進行を抑える:5α還元酵素阻害薬(フィナステリド/デュタステリド)
② 発毛を促す:5α還元酵素阻害薬(フィナステリド/デュタステリド)

男性型脱毛症の診療ガイドラインでも中心的に扱われ、フィナステリド内服・デュタステリド内服はいずれも推奨度Aとされています。

治療ステップ

以下はひびきの皮ふ科での一般的な進め方です(個人差あり)。  

STEP 0:まずは診断
・AGAか?別の脱毛症か?
・頭皮トラブル(湿疹/フケ)
STEP 1:進行を止める
・フィナステリド or デュタステリド
・副作用
↓(1か月)
STEP 2:副作用のチェック
↓(6か月)
STEP 3:評価・最適化
・写真で比較(同条件)
↓(6か月)
STEP 4:維持療法
・続けるほど維持しやすい
・中断すると再び進行しやすい

AGA治療は「継続が基本」です。

治療薬の比較表(効果・特徴)

※下記は一般的な比較です。最終的な選択は診察で決めます。

AGA主要治療の比較(内服・外用)
治療 目的 期待できること 主な副作用/注意 ガイドライン推奨
フィナステリド(内服) 進行抑制 抜け毛の減少、維持〜改善 性機能関連の副作用が報告されることがある/女性(特に妊娠中)は禁忌 A(男性)
デュタステリド(内服) 毛を増やす(より広く阻害) 維持〜毛が生える(個人差) フィナステリド同様の注意 A(男性)
自費 取扱薬

デュタステリド

男性型脱毛症(AGA)の内服薬(フィナステリド)と違い進行抑制だけでなく発毛効果があるのが特徴です(100%ではありません)

初診 7,300円(診察料+薬代込)(税込)
再診 6,300円(診察料+薬代込)(税込)

フィナステリド

初診 6,600円(診察料+薬代込)(税込)
再診 5,500円(診察料+薬代込)(税込)

効果が出るまでの期間(よくある誤解を整理)

AGA治療は「今日から増える」ものではありません。毛周期の都合で時間がかかります。

6〜12か月:写真で差が分かりやすくなる(継続で安定)

ひびきの皮ふ科でのAGA診療の考え方(北九州・八幡西区)

  • まず AGAかどうかの診断(他の脱毛症を除外)
  • つぎに エビデンスに沿った治療設計(内服を基本)
  • 継続が重要:治療を途中で中断すると、再び脱毛が進行する可能性が高いため、治療の継続が重要です。

脱毛の途中でも、他の病気が出ることもあります。治療中も異常があれば鑑別を行います。湿疹性脱毛。皮膚癌による脱毛。膠原病による脱毛。脂漏性皮膚炎、尋常性乾癬の頭部病変。血管肉腫。悪性黒色腫。頭部白癬。アトピー性皮膚炎。ですから、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医での治療の継続が重要です。

よくある質問(Q&A)

Q1. AGAは治りますか?
完治というより「進行を止めて、改善し、維持する」治療です。中断すると再進行しやすい点が重要です。当院では治療すると毛も増えることが多いです。
Q2. いつから治療を始めるべき?
「薄くなってから」より「薄くなり始め」が最もおすすめです。早いほど反応が早いです。
Q3. 効果が出るまでどのくらい?
目安は6か月。診察で写真比較が最も客観的です。6ヶ月で生えてきているのは分かりますが、完全ではありません。その後も生え続けていきます。何年も通われているかたもおられます。そのたびに生えています。
Q4. フィナステリドとデュタステリドは何が違う?
作用点(阻害する酵素の範囲)などが異なります。どちらもガイドラインで推奨度Aの治療です。
Q5. 副作用が心配です。どうすれば?
不安が強い方ほど、開始前に「起こり得る副作用」を整理してから始めると安心です。当院の患者さんの場合、副作用が出る人は少ないです。
Q6. 受診の目安は?
「抜け毛が増えた」「生え際やつむじが気になる」「短く細い毛が増えた」時点で一度評価をおすすめします。AGA以外の脱毛症が隠れていることもあります。

まとめ|AGAは“早め・継続”が勝ち筋

  • AGA治療の基本は 進行抑制(フィナステリド/デュタステリド)
  • “自己流”より、皮膚科専門医の評価で最短距離の治療設計を
執筆 ひびきの皮ふ科院長 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医 小南賢吉郎 2026年2月16日   

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