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いぼ(尋常性疣贅)

いぼ(尋常性疣贅)|北九州市八幡西区学研都市ひびきの、本城学研台の皮膚科専門医による皮膚科、アレルギー科。

いぼ(尋常性疣贅)

 

いぼ

尋常性疣贅 ウイルス性のいぼの写真

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このタイプは、ドーム型で、肌色ですが、すこし赤い点々が見えます。典型的パターンの1つです。バリエーションがいろいろあります。

糸状に隆起しているタイプもあります。

 

尋常性疣贅とは?

尋常性疣贅は、ヒトパピローマウイルス(HPV)によって引き起こされるウイルス性の皮膚感染症です。いわゆる「いぼ」の一種で、以下のような特徴があります。

特徴と症状

  1. 外観と感触
    • 形状:小さなドーム型の隆起。
    • :肌色から赤みがかった色。
    • 感触:ざらざらしていることが多く、表面が角化している場合もあります。
  2. 発生部位
    • 手や足に多く見られますが、体のどこにでも発生します。
    • 手の指や足の裏、頭皮など様々な部位に発生します。
  3. サイズ
    • 一般的には直径5mm程度ですが、1mmから10mm以上の大きさになることもあります。
  4. その他の特徴
    • 時には赤や黒の点々が見えることがあります。
    • 一部は糸状に隆起するタイプもあります。
    • いぼは放っておくと、どんどん大きくなったり、うつったりします。他の兄弟、家族にうつることもあります。20個に増えたりすることもあります。
    • 足の裏にできると、ウオノメそっくりになることもあります。石ころをセロテープで足の裏にくっつけて歩くようなものなので、痛みが出ることもあります。

 

いぼ(尋常性疣贅)

尋常性疣贅 ウイルス性のいぼの写真

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感染とリスク

  1. 感染経路
    • 直接接触や間接接触(タオルや床など)で感染します。
    • 小さな傷や擦り傷があると感染しやすくなります。
  2. リスク要因
    • 免疫力の低下、皮膚の損傷がリスクを高めます。

診断と治療

  1. 診断
    • 皮膚科専門医が視診やダーモスコピーで診断します。疑わしい場合は皮膚生検を行うこともあります。
  2. 治療方法
    • 液体窒素療法(凍結療法):-196度の液体窒素で疣贅を凍結します。1回で治ることもありますが、通常は2,3ヶ月以上の治療が必要です。最も効果がある方法です。保険適応です。
    • 外用薬:サリチル酸を含む薬を使用します。保険適応です。
    • 漢方薬 保険適応です。
    • その他の治療法:電気焼灼療法、レーザー治療、免疫療法なども選択肢ですが保険が使えません。
  3. 治療期間
    • 通常、数ヶ月で治療が完了しますが、まれに3年かかる場合もあります。実際に治療してみないとどのくらいの治療期間が係るか分かりません。
  4. 子供の治療
    • 4歳のお子さんでも、ほとんどの場合、治療を耐えられます。
いぼ(尋常性疣贅)

尋常性疣贅 ウイルス性のいぼの写真

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治療後の注意点

  1. 再発したら早めの受診:小さいほうが早く治ります。
  2. 家族内感染の防止:家庭内での感染拡大を防ぐために、家族全員の治療を同時にすることが有効です。

尋常性疣贅は一般的な皮膚病変ですが、適切な対処と予防策を講じることで、感染の拡大を防ぐことができます。皮膚科専門医の診察を受けることをお勧めします。

更に詳細な情報や専門的な治療が必要な場合は、かかりつけの皮膚科専門医にご相談ください。

 

老人性いぼ(脂漏性角化症)

年齢による変化によるものです。シミが盛り上がったものです。悪性黒色腫などがんとの区別、ウイルス性のいぼとの区別が必要です。ひげそりや散髪で引っかかって血が出て困る人などは、液体窒素で治療もできます。隆起はとれますが、茶色い色まではとれないこともあります。別ページを参照してください。診察でどちらか区別します。皮膚科専門医でなければ区別できません。

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